コラム

仕事で「あなたの話はちょっとわかりにくい」「もっと論理的に考えたほうがいい」などと言われた経験はありませんか? 実際、言われるとショックですよね。そこで今回は、論理的な思考が仕事に必要な理由と、論理的思考を習得するコツをご紹介します。

なぜ論理的思考が仕事に必要なの

仕事をする上では、論理的思考が欠かせないといわれます。なぜ仕事で論理的思考が必要なのでしょうか。

論理的とは、ものごとが筋道立てて考えられているということです。ランダムに適当に話をするのと、筋道立てて話すのとでは、相手の理解度が大きく変わります。つまり、論理的に話すと、話が伝わりやすくなるのです。

とくにビジネスではむずかしい話も往々にして出てきますし、スピードと正確さも求められます。論理的に話すことができれば話がわかりやすくなり、よりビジネスが加速しやすくなります。もちろん、あなたの評価も上がるでしょう。商談、会議、質疑応答、プレゼンテーションなどあらゆるビジネスシーンで役立ちます。

論理的思考を習得するためのステップ

論理的思考を取得してビジネススキルを上げたい、ビジネスで成功したいというあなたは、まずは簡単なところからひとつひとつ習得していきましょう。

話すとき

相手に何かを話すときには、次のことを意識しましょう。

結論から話す

一番重要なのは、結論から話すことです。「あなたの話はよく分からない」「結局何が言いたいの?」と言われる場合、この結論が分かりにくい、もしくは後回しになっている可能性が高いです。結論から話せば、今から何について話すのか分かって相手は安心します。また、相手は話の内容を整理しやすくなります。

話を構造化する

論理的に話すには、筋道が整っている必要があります。話す前に、そのロジックを確認するために、紙に書くか頭の中でイメージするかして、話を構造化して検証してみましょう。
最初は「結論」です。その後、「理由」を話して、その「根拠」を話します。そして最後にもう一度「結論」を述べます。「結論⇒理由1⇒理由1の根拠⇒理由2⇒理由2の根拠⇒結論」といったように、構造化することが重要です。

書くとき

書くときは、基本的に話すときと同じです。まずは結論・理由というように、構造を決めます。そして起承転結を意識しながら構成していきましょう。また、いきなり書こうとせずに、まずは地図のように構造化したものを紙に書いてから書き始めると、書きやすくなります。

論理的思考を習得するポイント

論理的思考を習得するポイントは「習うより慣れよ」です。はじめは構造を紙に書くなどして整理するのに時間がかかるかもしれませんが、だんだん慣れてきてスピードアップしていき、頭の中だけでできるようになってきます。そうなれば、論理的思考が習得できたのも同然です。

まとめ

論理的思考は、ビジネスにおいて欠かせません。人に分かりやすく伝えるため、成功するためにも、ぜひ日々トレーニングをしていきましょう。

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